プランツ・ウォーク

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上京のついでに、牧野記念庭園に行ってきました。
いとうせいこう・柳生真吾 両氏の『プランツ・ウォーク 東京道草ガイド』によると、植物好きの聖地らしいですよ。
植物学者牧野富太郎博士は、大正十五年に都塵を避けてここに居を構え、園内に珍草奇木を植えたそうな。
(案内文より)

いいなあ、都塵を避け珍草奇木に囲まれる暮らし。
研究につぎこみすぎて借金取りにも囲まれてたようですけども。

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博士像のまわりに植えてあるスエコザサという笹は、葉のふちがくるっと巻いているのが特徴。
この新種の笹に、借金取りで苦労をかけた亡き夫人の名前をつけたそうな。

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アブラチャンという木。あぶらちゃんって、妖怪みたいだなあ。

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ぱっと見、質素な冬枯れの野山の風情。でも採集されて植えたものらしいです。
一見雑草っぽい黄色い花は、アワコガネギク。
ボランティアの方がきれいに通路の落ち葉を掃いておられました。
雑草に見えて植えてあるものとか、ここの草むしりは難易度が高そうです。

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原種シクラメンかと思ったら、ミヤコアオイでした。

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若い頃どんなにイケメンでも、じじいになるとぼさぼさになるんだなあ…
でもいい感じに枯れて素敵でした。
採集地の大きな木に、スタッフ数名でうれしそうに登っておられる写真も展示されていました。
博士がものすごくいい笑顔。
きっとみんなでゆっさゆっさ揺らして笑ったんだろうなあ。

採集にはスーツに蝶ネクタイでのぞんだそうな。
植物は恋人で、恋人に会うんだから正装でという持論だったそうです。
ヘンタ…いや、さかなくんだって魚に会うときいつもあの帽子ですもんね。
関係ないけど担当さんはちょっとさかなくんに似ている気がします。

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ご愛用の胴乱。胴が乱れると書いて胴乱。
収集びん、移植ごて、剪定ばさみなど、どれもかっこいい。
建物ごと保存されたご自宅も、こじんまりして非常にいい雰囲気でございました。

牧野植物図鑑に博士が自ら描いた挿絵はどれもすばらしいです。
写真より特徴がとらえられています。
絵がうまくなれますように、と拝んできました。

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企画展藤島淳三氏のボタニカルアートもすばらしかったです。
特にきのこの絵が好み。

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さて、本業が忙しくなってきましたので、農園漫画はしばらくお休みします。
時々、写真のみの更新があるかもしれません。
再開まで生温く見守ってくださいまし。
それでは皆様、よいクリスマスを。
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非公開コメント

No title

わー、庭は見る時間がなかったので、
また改めて行ってみたいと思います。
調べると次の展覧会は来年のようなので、
その時に開くのかな?

知人にきいたり、あと図書館なんかで
チラシをいただいたことはあったのに
なかなか行けずじまいのばしょ、
ご一緒できてよかったです。
今度は顕微鏡やめがねの写真も写してこよう. . .


ほんとですねえ、草むしり。いっそのこと、
もう雑草もめでるという方向もありかも。
明らかに今ある植物を圧迫してない限り。

No title

私も行ってみたいです!
実は2月に東京で研修があるのだ。その時がアタックチャーンス!(コラコラ)
礼儀正しくすると植物の方から見つけてもらおうとサインをくれそうですね。。。
やはり非凡な人は普段の行いからして違うのね。
確かにここの草むしりはハードル高そうです。
採用の時にテストしてるかも(きゃーっ!!)

★お返事

★めんまねえちゃん >
一緒に見られて楽しかったです♪
企画展は時期が限られるけど、常設展とお庭は休館日以外はいつでも見られるんじゃないかな。↓
http://www.makinoteien.jp/02-garden/index.html
ナチュラルガーデンの草むしりって難しそうよね。
うちの母ならこの黄色い菊とか、脊髄反射でぶちぶちむしりそう(笑)

★gerogeroさん >
おお、2月に東京。あったかい服装で、楽しんでらしてくださいね。
植物の方からサインを…そういえば猫やカエルの場合も、老眼なのに遠くに小さくいても見えるんですよ。
草むしりのテスト!庭師の修行みたいだー。←苔に散り敷いた落ち葉を集める庭師用の小さいほうきとちりとりがあるみたいで、ちょっと欲しかったりします(笑)盆栽用の銅のじょうろとかねー。

No title

帰宅ってから、あらためて牧野庭園のサイトみて、
銅像見忘れたなぁ.....てか庭をちゃんと見てなかったなぁと
気になってたんだけど、わかりやすく記事にまとめてくれてありがとう。
実際よりステキな感じかも。(笑) 今度、あらためて見に行こう。
そうそう「プランツ・ウォーク」、やっと順番がきた
「植物は<知性>をもっている」と一緒に手元にきたんで、
年末年始、ゆっくり楽しむつもり。
ベランダー冬のスペシャルも始まったし、ビバ園芸!^^
つて、どーでもいいことだけど、園芸って「芸」がつくのよね、
この芸、どういう意味なんだろう。芸術って意じゃない気はするけど.....

ともあれ、風邪などひかぬよう、お仕事がんばって。
ファームだより再開、楽しみに待ってます、
質問したいこと山盛りなんで。(笑)

★ぱんとらさん >

★ぱんとらさん >
こじんまりしてて短時間で回れてよかったわ。
『プランツ・ウォーク』は東京の穴場が載ってるので、地元の人ならあちこち見て回れると思うの。
岸壁とか、ふつうの人はわざわざ見に行かない場所も載ってたけど(笑)
どんな芸の道もきわめると奥が深いのね…

あ、バラの手入れは私もよくわからんくて、昨日みつけた『よく咲く鉢バラの育て方』がわかりやすかったよ。
ベランダーには鉢植えに特化して解説してあるのがありがたいわ( ̄∀ ̄)

No title

海月さん、ご無沙汰をしておりました。お元気でしたか?久しぶりにブログにお邪魔しております。東京に行かれていたのですね。実は、私はXmasの時期に親戚が集合ってことで、家を離れており、昨日帰ってきました。その中でNYに行きました。西海岸のCAに住んで長くなりますが、東海岸のNYに行ったのは初めてでした。私は最近、デザインやデコ・配色に興味を持って、外に出ると何かと色んなものがと目に止まります。NYは目が止まり過ぎでした。素敵なデザインがあり過ぎです。たかがNYと思って行ったけど、予想を100倍上回るものでした。さすがヨーロッパ側に位置する東海岸。センスを見習いたいと思いました。

★TSさん >

★TSさん >
デザインなどの勉強のために、NYに住む人って多そうです。
親戚が集まるのって日本のお正月みたいな感じですね。
うちも明日はトッコ一族の新年会におよばれです。
プロフィール

古林海月

Author:古林海月
動物の世話に追われる零細漫画家、古林海月

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